=玉泉洞事件= |
今日は玉泉洞とかいうところに来ました。入り口になおみさんライクなシーサーがずでーんとありました。なおみさんとシーサーは別に物理的に似てはいないんですけど、なんとなくシーサーはなおみさんライクです。でも、そんなこと口頭で言うと怒られるから言うのはよそう。 で、中に入ってから気付いたんですけど、なおみさんは何回もここに来てるらしく、中を見る前から飽きてる感じがひしひしと伝わってきて、どうしたもんかなと思いました。ま、でも自分が楽しければOK。まずはへび博物館、略してへび館に行きました。へび館の中にはハブに足の肉をえぐられてる写真とか指をもがれてる写真とかが展示されてて、僕は「きゃー!こわいー!」って感じだったんですけど、なおみさんは平然としてます。 それからハブ対マングースショーを見に行きました。結局、何と何が戦ってどっちが勝ったのか分かりませんでしたけど、お兄さんのしゃべりはそれなりに良かったです。でも、同じこと100回以上はしゃべってるんでしょうね。っていうか、お兄さん的にはもうへび見たくないって感じだと思います。
っていうか、なんで蛇? なんで蛇を見なきゃいけないんすかね? わざわざ沖縄に来てまで。よく分かりません。
長い鍾乳洞の道中、僕はその写真の罠にはまり、しかもニッカリ笑った自分が許せなく、とても浅はかな人間だと暗い気持ちになりました。っていうか、まじで、なおみさん知ってるなら、事前に教えてよ! なんで教えてくれなかったんだ! ・・・そんなことをずーっと考えて出口のエスカレータを登っていきました。い、いる? 上半身裸のモヒカンの男のひとたち? っていうか、いたら、どう逃げればいいんだ! どういう理由を言えばいいんだ!
「きみー、これ、すごくニッカリ微笑んでるよねー」
違うんだ! 違うんだ! 僕は知らなかったんだ! あー、どうすればいい? どうしたら許してくれるんだ! よし、いたら、なおみさんを置いて走れ! とにかく前へ! なおみさんを踏みつけても前へ!とかいろいろ考えてましたけど出口に写真を撮った人たちはいませんでした。良かった!! 本当に良かった!! 「赤は色を出すのが難しくて高いんだよ!」
って決めゼリフを必ず言います。なおみさんとお土産屋さんに行くと必ず言ってくれるので一緒に行ってみるのも良いでしょう。 「ちょっと、なおみ、ちゃんと賞味期限見て買ったの、これ? ふがー!」 と、なおみさんを叱責するご家族さんの声が! あー、見て買ってませんよ僕。しょんぼり。これが僕の中の玉泉洞事件。 |
July 12, 1999 |
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