「渋皮くーん、ごめーん。待った?」
「僕も・・・」
「今来たところね? 良かった! じゃーん、今はやりの肩のところがない服着てきたんだけど、どう?どう?どう?」
「うーん・・・」
「かわいいって言おうとしてるんでしょ! 照れなくていいの! きゃー、やっぱし、似合ってるんだー! かわいいんだー! 似合っちゃってるんだー! わたしー!!」
「っていうか・・・」
「買って良かったー! わたし最高!! ひゅーひゅー!」
「あ、あの・・・」
「そいで、渋皮くんは今日なに食べたいの?」
「あ、えっと、中華?」
「え〜〜〜!、中華〜?」
「や、何でもいいです、別に」
「じゃあ、今日は和食!!」
「・・・」
「どうしたの? 何か言いたいことあるなら言ってよ!」
「うん」
「会話はキャッチボール!!」
「うん、・・・えっと、何でもない」
「変な渋皮くーん」