「タクヤく〜ん、わたしマフラー編んだの〜。見て見て〜」
「うわっ! これまじで毛糸? なんか違うよ!」
「毛糸だよ!」
「っていうかなんで湿ってんだよ!」
「いいじゃーん」
「なんか気みわりーよ」
「なんでそう言うこと言うの!! 口から小さいわたし5匹くらい出すよ!」
「っていうかさ、だってフェイクっちの怨念こもってそうなんだもん」
「そんなことないよ、大丈夫! さ、首に巻いて!」マフラーを巻く。
「痛っ! なんか痛いよ、この毛糸」
「あー、いいよ、すごく似合う!似合う!」マフラーの両端持って引っ張り!!
「ぐへっ!」
マフラーの引っ張り緩め!
「こここ殺す気か!」
「やっぱり、わたしのマフラー丈夫!」