とある建物の中。中は薄暗い。
スカリーとモルダー扉から中を覗きこむ。スカリー「ここはどこなの? モルダー」 モルダー「我々を応援してくれる人が指定してきた場所、東京 理科大学経営学部さ」 スカリー「モルダー、私たちを応援してくれる人なんていなわ。 現にXファイルは潰されてしまったじゃない。 騙されているのに気付いて、お願い」 モルダー「うーん、そう言われるとXファイルセカンドのコピ ーは『全ては否定される』だし、僕のアクセスパス ワードも『TRUSTNO1』だし、スカリーちゃ んの言う通りかもしれにゃーい」 スカリー「とにかく会わないで。これ以上危険を冒さないで」 モルダー「でもねー、スカリーちゅわーん。ここの扉の中が指 定してきた場所なんだー。入るのだー」
スカリー「!」 モルダー「・・・ものすごい出席率だ」 スカリー「ほとんどの席がうまっているわ。こんなことは通常 の大学の講義では見られない光景だわ。後ろの人は 双眼鏡を使って白板を見ている・・・・」 モルダー「違う、よく見るんだ。ああいう連中は白板を見てい ると見せかけてマリさんをみているんだ」 スカリー「モルダー、マリさんっていう人をよく見て!」 モルダー「!・・・・異常だ」 スカリー「常軌を逸しているわ。あんなに大きいはずがないわ。 中に鉄板か何かを入れているに違いないわ」 モルダー「スカリー、素直になるんだ。科学的根拠だけではこ の世の中の全ては推し量れないはずだ」 スカリー「モルダー、もうやめて。こんなことに関るのはよし ましょう」 モルダー「それにしても大きい。桃レンジャーみたいだ」 スカリー「早く、ここから出ましょう。掃除のおばさんも変な 目でこっちを見ているわ。これ以上いるのは危険よ!」 モルダー「スカリーちゃーん、分かったのだー」スカリーとモルダー経営学部を後にする(スクールバス使用)。