まず、彼女のどこが素晴らしいかというと、東京少年時代に限って言えば、彼女の「イキテイコウ」からの言葉を借りると「とんがってた」からでしょう。うまく表現できないんですけど、なんか彼女は精いっぱい発散してるって感じが歌から伝わってきて、初期の頃の作品は、はじけ飛んでるというか、味わい深い作品が多い。アルバムの完成度としてはやっぱりファーストアルバムの「東京少年」が高いみたい。僕的には「帰り道」が自分自身の過去を思い出せるアルバムなので好きっす。それにしてもあのファーストアルバムにだけ載ってるアリンコのキャラクターは、笑える。彼女は蟻じゃないっすよ、もう!
そんでソロで復活してからは彼女は「イキテイコウ」みたいな作品もありますけど概して「まるくまとまった」感じが否めない。一言で言うなら、
↑ ♪
☆ ↑
← ○ → だったのに、
♪ →
↓ ★
♪ ♀
(( ○ )) になったなーと。
♀
♪
なんか、ほんわかしてるというか暖かい感じがささのみちる時代の2枚のアルバムには共通してみられるけど、そういうのは彼女らしくないような。
そ、そうですよお、これ打ってて思いましたけど、彼女はソロになってから女の子っぽくなっちゃったっていうか、東京少年のときのように女性の中にあるさばさばした男っぽい部分(少年性?)がしっとりしちゃいましたね、大人になったていうか。残念、残念。ま、でもささのみちるからレズビアン宣言をして笹野みちるとなってからは、何かこう、はじけとんでる部分もあって僕的には好きなんですけど、結構評価低いみたい。でも彼女はコメディ調とかシリアス調とかむなしい調とかバカ調とか叫び調とか何でもこなすから偉いっすよ。そうなんですね、彼女はいろんな歌をまとまりなく、とりとめなく、そのまんま歌うから好きだ、僕は。主張がけっこう歌に込められたりするけどそんなものは僕は聴いてはいなくて、彼女が生きてる感じというか存在してる感じというかズッシリ重い存在感が彼女です。最近の流行ゴミ歌(例:DOS、glove、ウルフルズ等)と決して同質のものではない。
「え〜、だってgloveのDEPARTURESとかすごくいいじゃないですか〜」
「ウルフルズのバンザイとかもいいですよ〜」
そんなことは本当にどうでもいいことで、とにかく、ささのみちるが好きです。できればレズビアンやめて僕と結婚して欲しい。以上。