デトロイト子ー! デトロイト子ー! おーい! もう帰ってるのかー? お母さん、今日は遅いっていうから、店屋物買ってきたぞー。がちゃ。娘の部屋を開けます。デトロイト子ちゃん不在です。
なんだ、いないのか。ドアを閉めようとして机の上のノートに目が止まります。机に向かって歩いていくデトロイト子父。ん? 日記? ノートだと思っていたのは日記でした。
父親として娘の日記を盗み読むのは当然の権利だからな。ぺらぺら。ページをめくります。おお、これが昨日の日記か。なになに。
○月○日(木) はれ
今日、前から気になってたT先輩に映画に誘われちゃった。
OKしちゃったしー。
るんるーん。
頭に血がかーっと登ります。るんるーんじゃない! なにがしちゃったしーだ! しちゃだめだ! キャンセル!キャンセル! 頭から湯気が登ります。
夢中で日記を読んでいたのでデトロイト子が帰ってるのに気付かないデトロイト子父。デトロイト子ちゃん自分の日記を読んでる父親を発見。
ちょっと! お父さん! 私の日記読まないでよ! サイテー!
すごい形相で手に持ってる日記を奪います。やばい! 娘の日記を盗み読むのは父親として当然の権利だけどなんかやばい! そう、やばい雰囲気です。
さて、ここで憤っている娘に対してどういう行動をとるのが父親として正しいでしょうか?