今日は憧れの泥子ちゃんと映画見に行きます。どきどき。泥子ちゃん今日はどんな格好してくるのかなー。
「やすだくぅ〜ん、こんにちは〜」
泥子ちゃん登場。わっ! ノースリーブ! 超二の腕! かわいいすぎる〜。
とりあえず、映画館に入ります。映画は「名探偵コナン」。泥子ちゃんもアニメ嫌いじゃないって言うのでセレクト。泥子ちゃんのためにチョコとジュースとポップコーンを買って与えました。これでよしと。
・・・映画終了。
「コナンってかっこいい! けど背が低いー」泥子ちゃんの声がはずみます。「っていうか蘭ねえちゃんの一途さがいいよねー」はなしかみ合ってません。でもいいです。泥子ちゃん笑顔です。近くのファーストフード店に入りました。
セットを注文して席に着きます。なんか、いい雰囲気です。恋人同士みたいです。よし、「好きだ!」って言っちゃうぞ! 「つきあってくれ!」って言っちゃうぞ! 泥子ちゃんの顔を見ます。きょとんとしてます。だめだ。言えない。あなたは下を向いてしまいます。
泥子ちゃんだって映画一緒に行ってくれたんだ。ぶくぶく。僕を嫌いじゃないはず。ぶくぶく。今告白しないと言うチャンスもうないぞ。ぶくぶくぶくぶく。よーし。ってさっきから何の音?
うわっ! 鼻でジュース吹いてるし! 小学生か! っていうか鼻が小柳ゆきみたいになってるし! 泥子ちゃん萎えるよ! 萎えちゃうよ! やめてくれ!
さて、ここで泥子ちゃんを傷つけず、さり気なく注意する最も良い方法はなんでしょうか?