床屋のお姉さん賛歌
02:39 PM, February 07, 1999
『あ、今顔がにやけてる、あー、にやけてることを防ごうとしてる自分がおかしい、思考を、貞子ちゃんに、あーだめ、にやけた、今にやけてた、ひげ剃ってるお姉さん気持ち悪がられた、あっ、にやけ顔を直そうとしたからしかめっつらに！ 戻そう戻そう、よし、素の顔、素の顔、あー、すました顔して目をつぶってる自分の顔を想像すると、おかしい！ 笑える、あー、またにやけた、にやけちゃだめだ、にやけちゃだめだ！ ん？ 何かそよ風が、あ！ これは！ お姉さんの吐息！ 吐息じゃん！ ああ、白目、あー白目、って、完全に、にやけてるよ、こうなったらあれしかないよ、痛みで思考を防ぐしか！ つね！（手をつねる）、あー、こんなことしてる自分がおかしい、この布とったら手をつねってひげ剃られてる自分が露わになる〜、おかしいよ、そりゃ、あはは、あ、にやけた、ってまたしかめっつらに、ってまた素、って、また、にやけ顔、またしかめっつら、あーお姉さん絶対不審がってるよ、あちゃー、って終わり？ 終わったの？ あ、なんか塗ってる、終わった終わった、って終わったの？』お姉さん：「おこしまーす」
って感じで、てるてる坊主ライクな布を着せられつつお姉さんにひげ剃られて、精神的にじたばたしてたりしてます。
昨日、床屋さんに行ったんですけど、ひげ剃ってもらうのと髪を洗ってもらうのを、すらっとしたお姉さんにやってもらえちゃいましたよ！ すげー。お姉さんとか言いつつたぶん年下なんですけど、大満足でした。何がいいかってひげそれてるか確認するときに、頬から顎にかけてすーーって触られるじゃないっすか。お姉さん的に確認したいのは分かるんだけど、かーーーーーってなるっす！ うれしいと言えばうれしい、うれしくないと言ってもうれしい。で会計のときに『オプションサービスのひげ剃り、洗髪料金を含めまして３万５千円です！』なんて元気良く言われることなく普通の料金で体験できるなんてやっぱすごいことっす。いやー、いい思いした。こんなに床屋っていいもんだったんですね。床屋のお姉さん万歳。徳島に来て再発見です。徳島ありがとう。君は素敵だ。
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