手作りパソコン

11:34 AM, January 30, 2000

『パソコンを自作しよう!』みたいな本を2冊買ってパソコンの自作を試みました。パソコンのお店にパーツを買いにいって店員さんに聞きながら2週間に分けて買いました。

で、家に帰ってきてどきどきしながら組み立てて、るんるん気分で電源オーン!ってしたら、

ぴーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(大音量)

とか鳴り出しました。わっ! なんだこれ? 電源オフ。おっかしいな〜、なんでだろうな〜とか思いつつ、もう一度最初から確かめて、うん、おかしなところないぞ大丈夫! もう一度電源オン!

ウイーン。

おおっ。今度はうまくいきそう!

ぴーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(大音量)

わっ! なんで? なんでこんな大音量なわけ? 鳴ってもいいけどこんな大きな音である必要はないでしょ? もう半泣きになりながらもう一度配線とかを確かめました。電源オ〜ン(おそるおそる)。お願いだから鳴るな鳴るな鳴るな〜。かちっ。

ぴーーーーーーーーーーーーーーー!!!!(大音量)

半べそです。

「あれ? やすだくん泣いてんの」
「・・・」
「わー、やすだくん泣いてる〜」
「かわいそう、誰がやったの」
「・・・この手作りパソコン」

手作りパソコンを指さす。

「手作りくんサイテー」
「手作りくんやめなよ、弱い者いじめ」
「やすだくん元気出して」
「うん!」

手作りくん非難女性

とりあえずこのぴーーって鳴るのはここだから、この線をつながなければいいんじゃん。とか思って抜いて電源オン(しょんぼり)。

ウイーン。

画面には何も映らない。なんで? 何も間違ったことはしてないのに。こりゃ、なんか壊しちゃったのかな〜ってマザーボードの説明書を読み返すと、ぴーーーーはメモリが正しく認識できてないとの記述を発見。おおお、これじゃん。っていうか、ぴーーーーじゃ分かんないよ! とか思いながら、もう1回ぐいっと差し込んで電源オーーン!!

立ち上がりましたよ! すげー。まじで、すごいよ僕。パソコンに詳しい人みたいだよ! 誰にでもできるって本に書いてあったけど本当にできたよ。めちゃくちゃうれしかったです。っていうか、超快適です。前の環境がDX4 100MHzだったからそう感じるのかもしれないんですけど、やー、めちゃくちゃうれしかったです。

っていうか、パーツは部分部分DX2マシンを受け継いでるのでCDROMは2倍速です。そういうところがなんか愛着わくよな〜。なんかアンドロイドと化した我が子って感じで。

アンドロイド我が子

ここが生身、ここが生身だよって感じで。




[NMP] [はなし]