ていうか、私の話って、テキストにすると面白くないのよね。むしろ、私の話が面白いと感じるのは、きっと、しゃべりのテンポと元気よさ気な声、あとジェスチャーがあるから、普通の話でも面白く見えるのよ。そう、『聞く』のではなく『見る!』そこに私のおもしろさがあると思う。
ていうか、やすださんは、私のこと、綺麗系とよくいってくれますが、ちょっとちがう。ちょっとかんちがいしてるんだな。どちらかっていうとね、おもしろ系。1度見ると忘れられそうもないようなインパクトのある顔してるしね。忘れられない系。そんなかんじ。そうね、あってる。あってる。これは、うそじゃないよ。
だってね、私が高校生のころ、友だちとタクシーに乗って家まで帰るときに、そのタクシーのおじちゃんに『おねーちゃん、前にもこのタクシーに乗ったことあるでしょ!久しぶりだねー』って、言われたことがある。もちろん、私はおぼえているはずもなく、『うーん、そうですか?』なんて、適当な答えをかえしていると、『そーだよ!ぜったい、そう!だって、おねーちゃんの顔は、ちょっとやそっとじゃ忘れられない顔だもの。絶対に乗せたよ』(あーそんな力入れて言わなくっても・・・)その時は、かなり複雑な心境でした。
何気に、顔だけでなく、存在自体にインパクトあるから、めだつ。どこにいても、どんな場面でも、影がうすいということはない。なぜなんでしょうね。
中学の時なんか、同学年の人達全員と言っていい程、私を知らないという人はいなくって、まぁ、すくなくとも名前は知れわたっていた。きっと誰に聞いても、『あー、知ってる、知ってる!』と答えるでしょう。っていうか、私の同級生に、そんなかんじで私のこと聞いたときに、そう答えたらしい・・・
で、『なおみって、有名なんだね。』と言われた。あぁ、そうなんだ。と、その時に自覚したんだな。でも、そんな自分がちょっと嫌だったから、高校生になったら、おとなしく、しおらしい、からいいかんじの、目立たない女の子になろう!中学校では有名になりすぎたから、おとなしくしていよう!と思い、高校入学。
初日で、決心はみごとにくずれさった。っていうか、変わろうなんて思う方がおかしいんだ。絶対無理なんだ。
と、ここで、