サイドミラーにクモの巣

April 07, 2001 2:34:24 AM

徳島から一緒のミニカ、いわば僕のことを一番よく知ってる車ちゃんなんですけど、常に左のサイドミラーにクモの巣張ってます。というか、サイドミラーの中にクモが住んでます。

洗車もあまりしないので『クモの巣張ることもあるかな〜』と張っててもあまり気にしなかったのですけど、よくよく考えるとガソリン入れるたびにサイドミラーをガソリンスタンドの店員さんがせっせと磨いてたので、そのたびにとれてたはずなのに、見ると必ずついてました。沖縄に来てサイドミラー見てもクモの巣が相変わらず張ってました。がんばり屋さんのクモさんですね。感心感心。

僕は別にクモの巣張ってても、問題なし、というか、ある意味自分の寛容さを示してるっていうか、自分って包容力のあるタイプ? みたいな感じで気に留めず乗ってたんですけど、なおみさん(エラ彦くん)がミニカっちを運転してるときにそのクモの巣に気付いたらしく、助手席に座ってる僕にクモの巣をとれとしつこく言ってきました。

「ちょっと、クモの巣とってよ」
「え〜」
「とってよ!」
「とらないし」
「とって! みっともないよ!」
「ちょっと待って、もし軒下にツバメの巣があっても壊したりしないでしょ? それと同じじゃん。壊せないよー、まじで。クモだってせっかく張ってんだし。これとったらまた体液ぴゅーって出して糸張らなきゃいけないじゃん」
「体液って言うな」
「徳島からいっしょだし。ほら、なんか既に巣にかかってるし」
「とらないなら私とるよ!!」

語気と鼻息が荒くなるなおみさん(エラ彦くん)。


エラ彦くんとなおみさん

なんか攻撃態勢に移りつつあるので、しぶしぶタオルで主人不在のクモの巣を掃いました。なーんか、とっても悪いことしてる気がしました。

「これ、クモ『今日は獲物かかってるかな〜。るんるーん。どれどれ〜? って、巣ないし!』とかびっくりするんだろうね」
「・・・」

それから2、3日後にまたクモの巣がちゃんと復活してました。クモえらい。クモ負けるな。




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