=沖縄への帰路= |
とりあえず、徳島から関西空港に赴くためには船に乗らなきゃいけないんですけど、その船 − ま、高速艇と言われてるやつなんですけど、どう高速なのかよく分からない − なーんかやる気ないんですよ。禁煙席と言いつつ、喫煙席と離れてないし、仕切とかも何もないんで、船全体にタバコの煙が充満してるし、ジェットコースターに乗るとなる内蔵がふわってなる感じを揺れが激しくなると味わえるし、出発するときと到着するときに大音量で(本当に大音量)ドラクエでレベルアップしたときのような音楽鳴らすし。
そう、なんかひとことで言うと「趣味の悪い船」って感じ? その出発・到着合図のチャカチャッチャッチャーの音楽は僕はもうムカツクいやな音楽としてすり込みされてるので、それを聞いたらむかむかします。条件反射行動の応用です。
体を斜めに傾けて口はゆがめてカメラを構えます。なんかコワイです。反抗期の中学生が母親にしかられてるときの態度って感じ? 「ハイチーズ」とか「撮りますよ〜」とか「いいですかー?」とかのかけ声も全くなしに、次々と無言でシャッターを切っていきます。顔黒女性たちもいつシャッターを切られるのか分からないため、ずっと顔を満面の笑みモードにしてそれに挑みます。なんか女の戦いというか。けっこうな緊張感です。 で、違う顔黒女性たちが次々と『わたしのカメラでも撮って!撮って!』という感じで、なかなか終わりません。なおみさんの横柄さは撮ることに増加します。僕はその顔黒女性たちにいやな印象を与えちゃまずいと思って、ずーーーっと笑顔でその場に挑みました。いい人だな僕は、まじで。「なおみさんのムッ+僕の笑顔でプラスマイナス0ですよ! みなさん!」という意味で。でもどちらにも無視されてました。
撮り終わって歩き出すと、なおみさんは僕に「みんな同じ顔してたねー」って言ってました。そんなことないと思います。みんな違う顔してました。 |
July 18, 1999 |
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