COPYRIGHT:Naoyuki Murakami 1996

テレビ見学に赴く


 またもやテレビに出てきました。今回は天下の国営放送、山形めんこいテレビに。嘘ですよ。嘘。騙された?バッカじゃないの?NHKです。N・H・K(組み体操)。日本放送協会。ねえ、これ日本語を略したからNHKだけど、Japan Broadcasting Association でJBAの方がかっこいいよなあ。だって外人に「これ何の略だ?」って言われたらどーすんのよ?格好つかねえじゃーん。(ただし日本バスケットボール協会とダブる)まあそんな事はどうでもいいのさ。

 今回は「ソリトン」って番組(過去高橋由美子が司会を務めていた伝説のTV PROGRAMさ。)で映画監督の岩井俊二(「LOVELETTER」「undo」の奴ね)がゲストで来るってんで、また映画研究同好会だからって引っ張り出されたわけ。っていうかうちのOBにソリトンのディレクターがいてさ、今は違う番組やってるんだけど、その人のご厚意で行ったのですが、結論!!いきなり。「つまらなかった。」岩井俊二自体は結構おもれえ奴だなあ、と思った。映画から判断するとなんか”スポーツできませーん”って感じの繊細な、あんまり喋んない奴だと思ってたんだけど、結構がたいいいんだな、これが。で話も結構おもしろいし(特にスラムダンクのくだりは笑えた。オンエアでもカットされてないでしょう)

 で、一番シンパシー感じたのは、最上級的にやる気がない。なーあんか別に映画監督なりたくてなった訳でもないらしい。あんまり物事深く考えてなさそう。だって最後の方に質問コーナーがあって、もう熱ーいコアなファンがさあ、なんか複雑な質問しても「いや、別に考えてないっすね・・」とか、「この中にも未来の映画監督がいるかもしれませんし、テレビを見てる若きクリエイターに最後に一言お願いします。」って司会の浜家優子ちゃんが言っても、「いや、特にないっすね・・・」ってな具合ですよ。周りの熱っぽい過剰な期待と岩井俊二自身の差が見ていておもしろかった。「スペシャルゲストあり!!」とかあって結局三上博史と江口洋介で。江口は凄いぞ。想像以上にデカイ。プロレスラーと同じオーラがでてるわ。「喧嘩したらまず殺される」とみんなで結論づけた。

 でなにがつまらなかったかって言うと、なんか見てるだけなんだもん。「はーい、こっちでーす。」とか先導されたり、終わったら、今までにこんなに嬉しくないプレゼントはないという感じのソリトンTシャツを持たされてすぐに外に出されるし。時間が短かったからかな。そういう意味でいったら前回のTBSの方がおもしろかったわ。




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