「フェイクっちはいいよねー、つるつるしてて」 「まあ、ケムシっちとは種類が違うからねー」 「わたしなんてもう生まれたときから毛深くて」 「っていうか、だから種類が違うから」 「エステ行って脱毛しちゃおうかな〜」 「よく分からないけど、そんなことしたら死んじゃうんじゃない?」 「えー、そうなのー?」 「いや、分かんないけどさ、なんとなく」 「いいなー、フェイクっちは、触っていい?」 「だめ、かぶれるから」 「・・・」 ケムシっち泣く。 「だって種類違うから」
ケムシっち泣く。
「だって種類違うから」