四万十川源流への道(中)

June 26, 2000 12:12:42 AM


中編です。一気に書く気力を失ったので中編です。っていうか、もう、読みたくないっすか? 読みたくないと言っても書いちゃうんですけど。で、葬式の席に迷い込んで冷や汗をかいてUターンしてカルスト台地に向かったんですけど、源流目指しててたのになぜカルスト台地?っていう疑問を抱えたまま道を進んでました。やすだ的に。だって高知に来たのは源流に行くためだったんすもんね。とか思いつつ運転してると道案内に何気に「→源流」みたいにありました。

え? 「源流の家」からかなり移動してきてるのに源流ってこの辺なの? と進んでいくとありましたよ! 源流! すげー! 途中、舗装されてない道をひたすら進まなくてはいけなくて、しかも雨降ってたので「この辺でパンクしたらどうしよう」と思ってやすだはどきどきしながら運転してました。

弱気になってるやすだは西出くんに何度も「まじで進む?」「歩かない?(無理)」「やばくない?」と弱音を吐いてました。上の写真の真ん中見てくださいよ。あのちっこいミニカで土の道(というかごつごつしてるので岩の道という形容が正しい)走ったんですよ。すごいでしょ、ミニカ。

源流の碑の近くに書いてある説明を読むと30分くらい歩かなきゃいけないって感じで書いてありました。30分なんてすぐだなと思ったんですけど、ほっとんど道なき道をいくって感じで汗と雨でぐちゃぐちゃになりました。右の写真なんすけど、確かこの源流に登ってるのは午後1時30分くらいだと思うんですけど、山の中なのでこんな暗闇を進んでるような写真になっちゃいました。フラッシュたくからこうなるって分かってたんですけど、フラッシュOFFの仕方が分かんないすよね。後半になってやっと分かりました。

僕は完全にばてました。はあはあ言ってます。西出くんはけっこう元気です。で、15分くらい歩いてきて分かれ道に来ました。どっちに進むんだ?とふたりで悩んでると後ろから突然「こんにちは!」と声をかけられてびっくりしました。どうやら、僕らの後に源流をめざした人のようです。きっとミニカを止めてので女の人が登ってると淡い期待を込めて早く登ってきたに違いないです。でも、冷静に考えると、こんな悪路をこんな雨の日に登りに行く女の人って少なくとも清楚な感じじゃないっすよね。で、その人に「これ、どっちっすかね?」とどちらに進むべきか意見を求めてると、どうやらここが最終地点だったみたいです。

ってことで源流に着きました。ってしょぼ! しょぼい柱が立ってます。っていうか、左から2枚目の写真の柱の後ろに立ってる太り気味の男は誰っすか! 薄気味悪い笑みを浮かべて! ってこれ僕っすか? まじっすか? こんな犯罪者みたいな顔してたらゼッタイ結婚なんかムリ!って顔じゃないっすか! なんか、この写真抹殺したいです。

「こんにちは!」と元気良く声をかけてきた人は右から2番目の写真の人です。しばらく、僕らと一緒にいたんですけど、飽きたらしく先に降りていきました。僕らはさらに上を目指そうとしたんですけど、やめました。疲れました。昼御飯食べてないですし。右の写真は「こんにちは!」の人に撮ってもらったんすけど、こんなところで2ショットの写真が撮れると思わなかったんですけど、今思えば2ショットで撮らなくてもいいじゃんって感じですね。なんか、この写真のやすだもやばいなー。太ってるし、犯罪者系だし。なんか、すんごい落ち込んでます今。

で、確かに写真で見るとしょぼいかもしれないんですけど、ここまで来るの大変だったんすよ! だからやすだはけこう感動しました。あんまり人が来てないってところが良いと思ってたんですけど、看板の裏を見たららくがきがびっしり! けっこう人来てますね。そりゃそうっすか。左の写真はやっとここまで来てフラッシュなしでの撮り方が分かって「やっと分かった!」とはしゃいで撮った写真です。でも、光の量が足らなくてぶれちゃってますね。だめじゃん。

降りるころにはやすだはかなり衰弱してました。西出くんはそんなに疲れてないようで写真をたくさん撮ってました。しっかし、すごいところっすね。改めて写真を見ると。降りる途中でタバコ吸いながら上を目指す若者たちとすれ違いました。

下まで降りてきて西出くんがわき水を飲んでるところを激写。西出くんが「降りてきて車なかったらやじゃない?」というように言ってたんですけど、やです。それはやです。ちゃんとミニカありました。これで、もう目標は達したので帰る?っていうはなしもあったんですけど、せっかく高知まで来た西出くんがかわいそうなので、カルスト台地を目指すことにします。っていうか、おなか空きました。

後編で残りのカルスト台地のこと書きます。っていか、こんなにひっぱんなくていいっすか? っていうか誰も読んでない? まじで?


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