毛穴すっきりパッキング

01:12 AM, February 08, 1999

『毛穴すっきりパックは鼻以外に貼るほうが良いのでは?むしろ貼るべきなのでは?』という疑問をなおみさんに投げかけたところ『毛穴すっきりパックを顎上下唇付近にはったが、効果なし』との報告を200Xライクに得ました。僕も今から毛穴すっきりパックを試しにおでこに貼ってみようと思います。えっと充分におでこを塗らしてと、ぺたっと貼ってと、うーん、あ、なんか異常にすーーっとする、あー、なんか鼻に貼るよりすーっとするー、なんかやばいのかな、あ、眉間にしわ寄せられないじゃん。ちょっと待たなきゃいけないので僕のこばなしを。


「あるところにそれは綺麗な女の子がいました。その女の子の綺麗さは町中の評判でした。まだ15にも満たないこの女の子に貴族や大商人たちは挙って結婚を申し出ました。でもこの女の子はいつもこう言ってその申し出を断りました。『っていうかなんてーの、わたしぃーまだ若いしぃー、っていうか、この歳で結婚したら旦那ロリコン?みたいなー』」


もう、そろそろいい時間なのでとってみたいと思います。べりべり、あいつもより痛い。んで、どれどれ? あー、おで毛が取れてるー、ってそれだけかい。おいおい。何の収穫もなしかよ。やっぱ鼻に貼らなきゃだめなわけ? って説明には鼻に貼るようなこと書いてるけど。っていうか、鼻の毛穴すっきりパックじゃん、これ。『鼻の』をちゃんとつけろよ。鼻の女子大生みたいに。

すっきりパックしつつテレビを見る女性

ちょっと何もとれなくてくやしいので正規の場所の鼻に貼ってみます。いっぱい水つけてと。ぺた。って、ほら、おでこと違って全然すーーってしないもんこれ。乾くまでまた僕のこばなしを。


「あるところに醜い野獣がいました。本当はかっこいい王子なのですが魔法使いによってこんなに姿にさせられてしまったのでした。当然まわりからは冷たくされ怖がられていました。でも、そんな野獣を見ても怖がらず、優しく接してくれるひとりの女の子がいました。その女の子は野獣と話しているうちに野獣のことが好きになりました。そして野獣に口づけをしました。そうするとどうでしょう。醜い野獣の姿は消えてそれはそれはかっこいい王子になったではありませんか! 王子は歓喜の涙を流しました。そして女の子は王子を見て言いました『っていうか、泣くな。っていうかそんなにかっこよくないじゃん。っていうか、ふつう?っていうか野獣のほうが良かったみたいな』王子も涙を流しながら言いました。『っていうかっていうか言うな!』」


ってことで、もうそろそろいいのではがしてみます。どれどれ? ぺりぺりぺり。おお、それなりにとれた。いえーい。んでもこのすっきりパックってどれだけゴミがとれるかってのが目的となってて一体何がしたくて貼ってるのか分からないっすね。でも面白いっすよ、すっきりパック。貼ってる顔とか間抜けでいい感じだし。10人くらいでみんなして毛穴すっきりパックして町中を闊歩したら馬鹿みたいでいいだろうなー(うっとり)。




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