あー、こうして泥子ちゃんとただ一緒に歩いてるだけでいつもの公園も違って見えちゃう。僕の人生、最高に輝いてる〜。う〜ん、それは、泥子ちゃんのおかげなのだー。って、あれ、泥子ちゃん立ち止まって何をじーーっと見てるの?
わーーーー!!!! そんな昼間から強烈なことやってる人たちを見ない、見ない。じーーーっと見ない。そんな眼を見開いて凝視しちゃだめー。・・・やー、でもびっくりだね、今の若者って。あんな、昼間からエロチックなことしてるんだね。こわいこわい。って、あれ、泥子ちゃん、また立ち止まって何見てるの?
あー、アリの行列? こういうのに気を止める感覚ってかわいいね。やっぱり泥子ちゃんだよ。あ、何か一生懸命運んでるねー。何かのスナック菓子かな。うんとー、こうたどって行くと・・・ここがアリの巣だねー。この下に運んでいってるんだね。わー、がんばってねーアリさんたちー、僕と泥子ちゃんは君たちを応援してるぞー。
わ! 泥子ちゃん何? なんでアリの巣踏みつけるの? わーそんなにがんがん。わー、ど、泥子ちゃん、ちょっと聞いてる? わー、眼がこわい。わー、アリの巣めちゃくちゃ。たくさんアリさん死んじゃったよ。わー、行列のアリさんたちまで! わー、そんなにがんがんに踏みつけて。残酷だな、泥子ちゃん。アリさんたち全滅。ちょっとひいちゃいました。
わ!! なんでそんなに僕を攻撃的に睨むの? そんな睨まないでよ、泥子ちゃん。お願いだから僕を嫌いにならないで。そ、そう、そう踏んで当然。アリなんて踏んで当然だよね。このムシケラどもーって感じで。アリは見つけたら踏むのが基本だよね。やー、強いなー、泥子ちゃん。見直しちゃう。僕、泥子ちゃんみたいな強い女性大好き! アリの行列見たら巣ごと全滅させちゃう女性大好き! 僕はやっぱり泥子ちゃんがNO1。
めちゃめちゃアリ殺しちゃう故キミ泥子ちゃん・・・。